舞妓を描き続ける日本画家・徳永和子の日本画と俳句を収めた作品集です。舞妓は古くから日本画のモチーフとして描かれてきました。古いしきたりや様式を守り、若い頃から厳しい修行を積んで芸や所作を磨き、ご贔屓の旦那衆と一夜の風流な遊びに興じる。舞妓の世界は外国人のみならず現代の日本人にとっても神秘的な魅力に満ちています。徳永和子の描く舞妓たちの美しい姿を見ながら、俳句を手がかりに彼女たち一人ひとりについていろいろと想像を膨らませて、この作品集を通じて舞妓たちとの粋な遊びを楽しんでいただければ幸いです。